国際機構紹介

機構長挨拶

富山大学の国際化を戦略的に推進し
世界へと踏み出す人材をサポートします

さまざまな場において国際化の重要性が叫ばれて久しいと思います。しかし、日本の社会において、実質的にその重要性がどの程度理解され、浸透しているのかについては、まだまだ不十分と言えるのではないでしょうか。実際、わが国の学術・研究活動、あるいは企業活動などにおいて、国際的なプレゼンスや競争力が低下していることが危惧されています。これに対し、アジアの周辺各国では、猛烈な勢いで国際化が推進されており、分野によっては、日本はすでに後塵を拝しているようにも感じられます。富山大学の国際化、国際交流においても、学生や教員が、楽しく笑顔でさまざまな国の人々と会話し交流すればよいという時代から、国際共同研究の推進や、国際特許の取得、あるいはグローバルに活躍できる(戦える)人材の育成など、その中身が問われる時代に突入しているといっても過言ではありません。

富山大学は、理念に「富山大学は、地域と世界に向かって開かれた大学として、生命科学、自然科学と人文社会科学を総合した特色ある国際水準の教育及び研究を行い、人間尊重の精神を基本に高い使命感と創造力のある人材を育成し、地域と国際社会に貢献するとともに、科学、芸術文化、人間社会と自然環境との調和的発展に寄与する。」と掲げております。この理念のもと、国際機構は事務局の「学務部国際課」と密接に協力し、9学部やその他の機構等との連携の起点役を果たし、富山大学の国際化を戦略的に推進していきます。

国際機構長池田 真行

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国際機構長 池田 真行

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各部門紹介

教育部門

主に渡日した外国人留学生や海外からの研究者を対象とした日本語教育を担当します。本学在籍者であれば誰でも受講できる日本語課外補講のほか、国費研究留学生などを対象とした日本語研修コース(初級、中級レベル)、日本語・日本文化研修留学生、短期留学生を対象とした総合日本語コース(中級、上級レベル)を設けています。また、オープンクラスとして、富山大学に在籍していない外国人にすべての授業を開放しています。さらに、富山大学に留学を希望する未渡日の留学候補生からの各種相談も受け付けています。

交流部門

海外の大学・研究機関との学術交流協定の締結や、留学プログラムの開発を通して、学生・研究者等の派遣・受入れを支援します。また、海外留学に必要な実践英語の指導やTOEFL試験の支援を行います。不安の多い海外生活に必要な様々な情報の提供を行うほか、留学関連奨学金獲得のための相談も受け付けます。さらに、学内における日本人学生と外国人留学生の交流を促進するための多様な企画を実施し、本学の国際化を総合的に推進します。

国際IR・安全保障輸出管理部門

安全保障輸出管理を統括し、外国人留学生や海外からの研究者の受入れに必要な審査を行います。学術研究・産学連携本部と連携し、有形・無形の知的財産の国際取引に関する審査も行います。また、安全保障輸出管理に関する学内相談窓口となるほか、全学の安全保障輸出管理講習会の企画・実施にあたります。さらに、国際共同研究の推進に必要な調査や戦略の策定を行います。

組織図

組織図